保険の切り替えを検討される方に、通販型自動車保険とは何か、ということをざっくり解説したいと思います。
そんな疑問を解決するため、メリットやデメリットを簡単にまとめてみました。
もくじ
通販型の自動車保険 メリットとデメリット
まだまだ日本ではあまり普及していない通販型の自動車保険ですが、お手頃な保険料が好評で少しづつ切り替える人が増えています。
1-1 お手頃な保険料
通販型自動車保険は、代理店を排除することでその人件費を減らし保険料を割安に設定しています。
しかし、初めての方はパソコン操作やそもそも保険の補償選びに不安を覚えることが多く、いままで敬遠されてきた方も多いのではないでしょうか。
1-2 安心のロードサービス
通販型自動車保険を販売する保険会社は、その競争の中で付加サービスに力を入れて、独自性をアピールするようになりました。そこで各社が目を付けたのがロードサービスの充実です。
次第に、どこの保険会社を選んでもロードサービスが付くようになり、保険各社はロードサービスの内容の充実度で差別化を図ったのです。
1-3 安心の事故解決力
通販型の自動車保険を販売する保険会社は、「手続きを自分で~」を謳っています。そのため、もしもの時も自分で対処しなければならない印象があります。
そこで保険各社は、事故の際に安心して任せられることをアピールするために、24時間365日事故受け付けを行い安心感をアピールすることに力を入れてきました。
実際のところ、通販型の保険会社だろうが代理店型の保険会社でも、日系の3メガ損保に属する保険会社では、事故解決力に差はありません。
通販型の自動車保険は、申込みに関しては自分で手続きを行うことが面倒だと感じますが、補償内容は代理店型と比べて決して劣るわけではないのです。
代理店型の自動車保険 メリットとデメリット
いまだに日本で主流となる代理店型の自動車保険。そのサービスはどうなのでしょうか。最近では通販型の普及に伴いそのサービスを拡大してきています。
2-1 実はあまり選択肢がない代理店型
損害保険の自由化から、損保各社は生き残りをかけて合併や提携を繰り返してきました。その結果、今では日本の損害保険会社は3つの大きな損保グループに集約されています。
保険会社名 | グループ | 正味収入保険料 (自動車保険以外の保険料含む 2017年度実績) | その他 |
損保ジャパン日本興亜 | SOMPOホールディングス | 2兆1,680億円 | |
東京海上日動火災 | 東京海上ホールディングス | 2兆1,447億円 | |
三井住友海上 あいおいニッセイ同和損保 |
MS&ADホールディングス | 三井住友1兆4,943億円 あいおい1兆2,220億円 |
MS&ADホールディングス下に並存する形で、2社で1つの商品を販売するなど、合併に近い機能別再編という形態を取っている。 |
AIG(旧富士火災) | AIGジャパンホールディングス | 1,067億円 | 2018年に旧富士火災と旧AIU損保が合併し誕生 アメリカンホームもAIG HDに含まれる |
共栄火災 | 各種協同組合系 | 1,638億円 |
2-2 代理店があることの安心感
代理店型は、担当者と顔を合わせて説明を受けながら契約を行います。そのため複雑極まりない保険商品でも迷うことなく選ぶことができます。
2-3 事故の際も安心 担当者がサポート
もしもの際も、担当者が直接サポートしてくれるため安心感があります。特に示談交渉などは安心ですよね。ただし、事故現場に来てくれるのはよほど大きな事故の時くらいで、通販型とあまり差がないのも事実です。
まとめ
通販型の保険と代理店型の保険。それぞれにメリットデメリットがありどちらが良いかニーズによって変わってきます。しかし保険料を節約しようと通販型を検討されているのであれば、通販型のサービス内容でも十分であり問題ないと思います。
素晴らしいサービスを求めるのであればそれなりの料金はかかるのは仕方がないでしょう。それよりも、自分にとって本当に必要なサービスや補償にだけ絞ることで、保険料を節約できる事が通販型の良いところです。