自動車保険の更新時期が近づき、そろそろ通販型自動車保険を検討してみようとお考えの時に、保険会社ごとの比較があると便利ではないでしょうか。
当サイトではイーデザイン損保をオススメしています。それはしっかりとした補償内容と事故解決力、保険料を安くできるきちんとした仕組み、があるからです。
そこで、今回は「アクサ損害保険(株)」が販売する「アクサダイレクト」と「イーデザイン損保」を徹底的に比較し、その特徴や注意点について見ていきましょう。
保険料比較
自動車保険の保険料は、契約者の年齢や家族構成・車の使い方で大きく変わります。保険各社の補償内容も全く同じ補償内容にはできません。
と、分かった上でできるだけ近い条件で比較している事をご理解いただき、あくまでも一例と受け止めて下さい。
1-1 アクサダイレクトの保険料シュミレーション
20等級、夫婦限定、30歳以上補償、年間10,000km走行の方が他社から乗り換える、という条件で出した結果です。
年間保険料 ¥43,040- でした。
少し他社と比較して高の印象ですが、設定条件が不利に働いたのでしょうか。
また、インターネット割引も 9,000円でした。(最大20,000円を謳っているのですが…)
アクサダイレクトのインターネット割引について一覧で金額をみてみましょう。
保険料 | 新規 | 継続1回目 | 継続2回目以降 |
20,000円未満 | 2,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
20,000〜25,000円未満 | 4,000円 | 1,500円 | |
25,000〜30,000円未満 | 6,000円 | 2,000円 | |
30,000〜35,000円未満 | 7,000円 | ||
35,000〜40,000円未満 | 8,000円 | ||
40,000〜45,000円未満 | 9,000円 | ||
45,000〜50,000円未満 | 10,000円 | ||
50,000〜55,000円未満 | 11,000円 | ||
55,000〜60,000円未満 | 12,000円 | ||
60,000〜70,000円未満 | 13,000円 | 2,500円 | |
70,000〜80,000円未満 | 14,000円 | 3,000円 | |
80,000〜90,000円未満 | 15,000円 | 3,500円 | |
90,000〜100,000円未満 | 16,000円 | 4,000円 | |
100,000〜110,000円未満 | 17,000円 | 4,500円 | |
110,000〜120,000円未満 | 18,000円 | 5,000円 | |
120,000〜130,000円未満 | 19,000円 | ||
130,000円以上 | 20,000円 |
2019年7月3日以降の割引金額
1-2 イーデザイン損保の保険料をシュミレーション
同等の条件で見積もりを行った結果です。
保険料は ¥39,200- でした。
イーデザイン損保でも、インターネット割引が適用となっています。
ただし、イーデザイン損保では新規でも継続でも 10,000円割引で、さらに保険料に関わらず一律 10,000円割引が適用されます。
インターネット割引に加えて、イーデザイン損保には「継続割引」や「無事故割り」があります。
翌年以降の保険料を一覧でみてみましょう。
初年度 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | |
保険料試算 | 39,200 | 38,220 | 38,020 | 37,820 |
前年比 | △980 | △200 | △200 |
1-3 保険料の差が拡大した原因
保険料の差が拡大した理由はなんだったのでしょうか。
それに対して、イーデザイン損保には「継続割引・無事故割」が用意されており、20等級の方でも毎年保険料が下がる仕組みがあります。
継続割引と無事故割りをイメージで見てみましょう。

無事故割りは、もし事故があると翌年は適用されませんが、事故の次の年に無事故だとその翌年から再び適用されるようになります。
アクサ損保 アクサグループ
ここで、アクサダイレクトを販売しているアクサ保険について、どのような保険会社なのかを見ておきましょう。
2-1 アクサ損保の歴史
フランス発祥のアクサ(世界最大級の保険会社)が日本に設立した、アクサ生命保険を親会社とする損保会社です。
1998年にUAP保険会社の日本支社から保険業務を継承し、翌1999年に「アクサダイレクト」を販売開始しました。
2-2 アクサ損保のコンセプト
「Focus:集中」と「Transform:変革」を経営戦略とし、保険を通じてお客様の人生を守り、より充実したものになるようにお手伝いします。を企業目的にしています。
チームアクサ
もしもの時に専任の事故担当「チームアクサ」がしっかりサポートするため、緊急時の対応も安心。
「チームアクサ」とは、経験豊富なスタッフがそれぞれの専門性を生かしつつ、チーム一丸となって事故対応に尽力するサポート体制の総称です。
年間10万件に及ぶ事故対応をチーム力で解決して行くそうです。
頼りになるAXAプレミアムロードサービス
全ての契約に、AXAプレミアムロードサービスが無料でセットされます。事故の時だけでなく外出時の故障やトラブルに対応しているのですね。
サービス内容は多岐にわたり、事故の際の帰宅費用や宿泊費・ペットの宿泊費についてもサポートされます。
主なサービス内容を一覧でまとめましょう。
AXAプレミアムロードサービス
- 事故で自力走行ができない時の牽引サービスは、指定工場までなら距離無制限に、お客様希望場所までの場合には、35kmまで無料に。
- パンク時の対応、インロック、ガス欠時対応など日常のトラブルに無料で対応。2年目以降ならガス欠時の燃料代まで無料に。
- 2年目以降なら、自宅カギ紛失時の緊急鍵開けサービスも無料。
- 事故の際、帰宅費用や宿泊費・ペットの費用までサポート。
- 事故の際、家族や旅行会社などへの連絡を代行。
見積もりも簡単
ながねん通販型自動車保険を販売するだけあり、見積もりも素早く行えるような工夫がされています。条件を入力して見積もり結果が出るまでたった1分。「保険料スピード診断」は秀逸です。もちろん詳しく条件設定を行い正確な保険料の見積もりもできます。
サービス内容比較
アクサダイレクトの特徴をイーデザイン損保と比較しながらまとめましょう。また、アクサダイレクトの独自サービスについても見ていきましょう。
3-1 アクサダイレクトのメリット
比較内容 | アクサダイレクト | イーデザイン損保 |
会社規模 | 世界最大級の保険会社 | メガ損保の東京海上グループ |
事故対応 | 同等サービスなし | セコム事故現場急行サービス |
事故対応 | チームアクサの事故対応力 | 東京海上グループの事故解決力 |
ロードサービス | サービス拠点は約10,000ヶ所 | サービス拠点は全国9,300ヶ所 |
ロードサービス | 無料レッカー牽引距離 35km | 無料レッカー牽引距離 60km |
ロードサービス | 帰宅費用・宿泊費用もサポート | 帰宅手段や宿泊の情報を提供 |
ロードサービス | ペットの費用までサポート | 同等サービスなし |
ロードサービス | 玄関の鍵開けサービス | 同等サービスなし |
走行距離別保険料 | 保険料は走行予定距離で算出 | 去年走った分だけ(去年実績) |
インターネット割引 | 新規 最大20,000円 更新 最大5,000円 | 新規 一律10,000円 更新 一律 10,000円 |
その他割引制度 | 継続割引なし | 継続+無事故割 0.5% 〜 5% |
ロードサービスの内容には、条件や利用回数など細かな規定が決められています。無料のレッカー牽引サービスも35km程度とやや少なめの印象です。
また、保険料の割引サービスが2年目以降にあまり用意されておらす、更新するたびに保険料が値上がりしている可能性があるので注意が必要です。
3-2 アクサダイレクトの独自サービス
アクサドイレクトの補償には「アクサ安心プラス」として、ニーズに合わせたよ特約をパッケージで用意されています。
パッケージの種類は3種類です。
ファミリープラス
大切な家族をまもるパッケージです。奥様やお子様の補償を充実させるために以下の内容となっています。
①搭乗者傷害保険の追加支払いに関する特約
搭乗者保険の支払い対象が18歳未満である時に、後遺傷害保険金なら2倍に増額し、医療保険なら通常の医療保険金に10万円上乗せされます。(治療日数が5日以上の場合に限る)
②搭乗者傷害の家事労働費用補償特約
記名被保険者(主に車を使われる方)もしくはその家族のうち家事従事者が3日以上入院する事故であった場合3日目以降の入院期間1日につき5,000円が支払われます。
③形成手術費用補償特約
対象の事故で傷跡が残った場合に、その傷跡の治療を目的とした形成手術を受けた際に1事故につき1回限り10万円が定額で支払われます。
④日常生活賠償責任保険特約
いわゆる個人賠償責任保険と同等です。ただし、保険金額は3,000万円が限度です。
ファミリープラスは、以上4つの特約がセットになったパッケージです。
レディースプラス
①搭乗者傷害保険の医療保険金倍額支払い特約
支払い対象に関わらず、搭乗者傷害の医療保険金が支払われる場合に、規定の2倍の医療保険金が支払われます。
②携行品損害補償特約
住宅外にて、記名被保険者(主に車を使われる方)もしくはその家族が携行している自己所有の日常品に対して生じた損害に対し、保険期間中の合計限度額30万円(免責3,000円)として保険金が支払われます。
③形成手術費用補償特約
対象の事故で傷跡が残った場合に、その傷跡の治療を目的とした形成手術を受けた際に1事故につき1回限り10万円が定額で支払われます。(男性でも適用されます)
④日常生活賠償責任保険特約
いわゆる個人賠償責任保険と同等です。保険金額は3,000万円が限度です。
レディースプラスは、以上4つの特約がセットになったパッケージです。
ペットプラス
①ペット搭乗中補償特約
搭乗者保険が支払われる事故で、記名被保険者(主に車を使われる方)もしくはその家族が所有するペット(犬または猫に限る)が死傷した時に、「葬儀費用」「治療費用」が支払われます。(限度額10万円)
②日常生活賠償責任保険特約
いわゆる個人賠償責任保険と同等です。保険金額は3,000万円が限度です。
ペットプラスは、以上2つの特約がセットになったパッケージです。
評価ランキング
サービスの範囲を限定することで保険料を抑える独自の保険料設定が自慢のアクサダイレクト。実際の利用者の評価はどうなのでしょうか。オリコン株式会社が19社を対象に、過去4年以内に実際に自動車保険を利用した16,378名の方からの回答を集計したものです。(2019年1月現在)
自動車保険 加入・更新手続きランキング
順位 | 得点 | 保険会社名 |
第1位 | 80.31点 | ソニー損害保険 |
第2位 | 79.76点 | アクサ損害保険(アクサダイレクト) |
第3位 | 79.44点 | 共栄火災海上保険 |
第4位 | 79.37点 | セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険) |
第5位 | 79.36点 | チューリッヒ保険 |
第6位 | 79.32点 | 東京海上日動火災保険 |
第7位 | 79.13点 | 三井ダイレクト損害保険 |
第8位 | 79.10点 | イーデザイン損害保険 |
第9位 | 78.94点 | A I G 損害保険 |
第10位 | 78.73点 | 損保ジャパン日本興亜 |
アクサダイレクトは、保険料を抑えるためにサービスを自分に合わせて自由に選択できるように設計されていることが特徴です。されに、その手続がわかりやすいと好評なようです。
注意点
通常、災害時の事故には自動車保険が適用されないことが一般的なのですが、アクサダイレクトでは、地震・噴火・津波危険「車両全損時一時金」特約を設定し、災害時にも補償される仕組みがあります。
内容的には、「地震などの災害で契約車両が全損になったとき、記名被保険者が臨時に必要とする費用に対して、一時金として50万円が支払われる」といった内容となります。
ただし、車両保険を契約しないと選択できない特約となっています。
注意点としては、車両保険の保険金額が上限になるため、車両保険の金額を50万円未満にしている場合には注意が必要です。
まとめ
アクサダイレクトとイーデザイン損保を比較しながら、特徴や注意点についてまとめてきました。
比較的割安な保険料と評判のアクサダイレクトですが、20等級であるなど保険料がもともと安い人にはインターネット割引が減るために、あまり有利に働かないようでした。
また、継続割引がないことや継続時のインターネット割引が極端に低い設定のため、2年目以降に保険料が上がりやすいことも気になります。
その反面、アクサダイレクトにしかない補償があるなど魅力も感じられました。
イーデザイン損保とはいろいろと違う魅力がありそうなので、両社の保険料見積もりをとってみて、じっくりと検討することをおすすめします。

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