自動車保険の見直しをされている方にとって、保険各社の違いは気になりますよね。
当サイトではイーデザイン損保をオススメしています。それはしっかりとした補償内容と事故解決力、保険料を安くできるきちんとした仕組み、があるからです。
そう言われると、イーデザイン損保と他社の違いが気になりますよね。
そこで、他社の自動車保険と一つづつ徹底比較する事で、それぞれの良い点悪い点を見ていきたいと思います。
ここでは「セゾン自動車火災保険(株)」が販売する「おとなの自動車保険」と「イーデザイン損保」を比較しながら、その特徴や注意点について見ていきたいと思います。
もくじ
保険料比較
自動車保険料は、契約者のライフスタイルや車の使い方で大きく変わります。保険各社の補償内容も全く同じにはできません。
と、分かった上でできるだけ近い条件で比較している事をご理解いただき、あくまでも一例と受け止めて下さい。
1-1 おとなの自動車保険シュミレーション
20等級の方が他社から乗り換える、という条件で出した結果です。もちろんおとなの自動車保険が一番得意とするであろう40歳という設定で見積もりを行っています。
年間保険料 ¥37,550- でした。
おとなの自動車保険には、初年度にインターネット割引 10,000円があります。
さらに「おとなの自動車保険」では、継続手続きでも1万円割引を実施しています。
すなわち20等級の人は、その後保険料はほとんど変わりません。(年齢や居住地変更などの条件で下がる事があるかもしれません)
一覧で見てみましょう。
初年度 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | |
保険料試算 | 37,550 | 37,550 | 37,550 | 37,550 |
前年比 | ±0 | ±0 | ±0 |
1-2 イーデザイン損保シュミレーション
おとなの自動車保険とほぼ同等の条件で見積もりを行った結果です。
保険料は ¥39,640- でした。
もちろんイーデザイン損保でも、新規や更新で「インターネット割引一律 10,000円」が実施されます。
翌年以降の結果を一覧表にしてみましょう。
初年度 | 2年目 | 3年目 | 6年目 | |
保険料試算 | 39,640 | 38,640 | 38,450 | 37,650 |
前年比 | △1,000 | △190 | △200 |
イーデザイン損保では、20等級でも毎年保険料が少しずつ下がり続けます。
結果として、初年度 2,090円もの差があった、おとなの自動車保険とイーデザイン損保の保険料は、その後毎年縮小し6年後にはほぼなくなってしまいました。
このシュミレーションには年齢増加や居住地変更などの諸条件は加味されておりません。
1-3 保険料の差が縮小した原因
もちろんできるだけ揃えています。比較した補償内容は、20等級の夫婦限定、30歳以上限定補償、年間約10,000km走行という条件です。ただし、おとなの自動車保険には「夫婦限定」という設定がありませんが、それについては後述します。
イーデザイン損保には「継続割引・業界初の無事故割」が用意されており、20等級の方でも毎年保険料が下がる仕組みがあります。

20等級の方は等級がそれ以上に上がらないので、上の図で青い部分は増えていきません。しかし、2年目以降は無事故割引が適用され(無事故の場合)、さらに継続割引が年々増えていくのです。
セゾン自動車火災保険とは 損保ジャパン日本興亜グループ
おとなの自動車保険は「セゾン自動車火災保険」いう損害保険会社が販売している自動車保険の商品名です。
そのセゾン自動車火災保険とはどんな会社なのか少しだけみておきましょう。
2-1 セゾン自動車火災保険の歴史
1997年、すでに日本で自動車保険を販売していた、米国オールステート保険会社と合弁する形で発足し、翌年セゾン自動車火災保険に社名変更されました。
さらに損保ジャパンの連結子会社となった後の2011年に「おとなの自動車保険」を発売開始し、自動車保険通販事業に本格参入することになりました。
2-2 おとなの自動車保険のコンセプト
日本での通販型自動車保険の歴史はおよそ20年前から始まりました。そんななか2011年の参入なので後発組と言えますが、それゆえに保険の対象層を明確にしぼったピンポイント戦略をとっているのが特徴です。
年齢層を絞る
「事故率が低い40代・50代の保険料を割安に!」と、商品名から見ても明らかに中高年層をターゲットに絞った商品になっています。
従来は20代から次第に保険料が割安になっていき、35歳を超えるとあまり保険料が変わらないという仕組みでした。
自動車保険の新しい安心
「つながるボタン」•「つながるアプリ」•「ALSOK」を連携して新しい安心のしくみが考えれています。
※2019年4月に、「つながるサービス」終了についての発表がありました。すでにつながるボタンの新規配布は終了しており、2020年6月にてサービスそのものが終了する予定となっています。
SOMPOグループの安心と実績
損保ジャパン日本興亜の全国ネットワークを活用することで、安心の事故対応が提供できるとしています。
納得の保険料
ロードサービスなどのサービス内容も自由に選ぶことができ、必要ない人には特約を選ばないことで、保険料が節約できるように配慮されています。
また、見積もり画面で各特約にどれほどの保険料が掛かるのかをすぐに確認できるしくみなので、補償内容の組み合わせや特約の選択がとてもしやすい事も特徴です。
サービス内容比較
40代50代の保険料がお得なだけでなく、補償内容も自由に選びやすい「おとなの自動車保険」ですが、その特徴をイーデザイン損保と細かく比べてみましょう。
3-1 事故対応・サービス内容
比較内容 | おとなの自動車保険 | イーデザイン損保 |
会社規模 | メガ損保の「損保ジャパン日本興亜グループ」 | メガ損保の「東京海上グループ」 |
事故対応 | ALSOK事故現場安心サポート | セコム事故現場急行サービス |
事故対応 | スマホアプリ「事故現場コール」 | |
ロードサービス | オプション扱いで有料 | 無料で全ての契約についている |
ロードサービス | 帰宅費用・宿泊費用もサポート | 帰宅手段や宿泊の情報を提供 |
保険料 | 40代50代の保険料が割安に | 業界唯一の無事故割引 |
走行距離別保険料 | 走った分だけ(去年実績) | 走った分だけ(去年実績) |
インターネット割引 | 新規 10,000円 更新 10,000円 | 新規 10,000円 更新 10,000円 |
ASV割引 | 2018年7月から導入 | 2018年7月から導入 |
その他割引制度 | 継続割引なし | 継続+無事故割 0.5% 〜 5% |
3-2 おとなの自動車保険、独自のサービス
つながるボタンで安心 サービス終了予定
※ すでに「つながるサービス」については、終了予定との発表がありました。
おとなの自動車保険では「つながるボタン」が契約者に配布されており、事故の際にボタンを押すだけで事故受付にスムーズに繋がるとしています。
サービスの概要はこのようになっています。
- おとなの自動車保険を契約時に希望された方に、無料で「つながるボタン」が届けられます。
- ご自身のスマホや家族で運転される方のスマホにアプリを導入し、ボタンを車に取り付けます。
- 車を運転する際は、必ずスマホを携帯しましょう。
- 事故の際、つながるボタンを押すだけで、スマホのアプリが起動し事故担当と繋がります。
- たとえボタンが押せない状況でも、ボタンが衝撃を感知すると事故受付センタからスマホに電話がかかってきます。
- 事故がない時も、スマホアプリを通じて日々の運転をアシストする各種機能が搭載されています。
つながるアプリから、契約者情報や事故現場の位置情報が連携されるため、連絡もスムーズで、必要に応じてALSOK隊員の駆けつけも要請することができるとのことです。
ロードサービスはオプション設定で有料
おとなの自動車保険では、ロードサービスはオプション設定としています。
JAFの会員であったり、クレジットカードにロードサービスが付いていて、必要がない方への配慮です。
有料サービスとしているだけに、その内容は他の保険会社が提供している無料サービスを凌駕します。基本的に他社が行っているサービスのほとんどがカバーされています。
補償範囲の設定
おとなの自動車保険では、補償範囲の限定方法が少し特殊です。
イラストで説明しましょう。

おとなの自動車保険ホームページより抜粋
比較の参考にイーデザイン損保の区分をみてみましょう。

イーデザイン損保ホームページから抜粋
おとなの自動車保険では、イーデザイン損保の夫婦限定に「別居の未婚の子」を加える代わりに、家族限定から「同居の子」を除いているのですね。
すなわち、おとなの自動車保険では事故率の高い「若い方」を排除した設定になっているのです。
おとなの自動車保険はターゲットを絞った保険設計であるため、このような工夫がされているのでしょう。しかし、条件がぴったりハマるのであれば良い選択になる可能性があるでしょう。
評価ランキング
対象年齢をピンポイントに絞ったおとなの自動車保険ですが、実際の利用者からはどのような評価を受けているのでしょうか。
オリコン株式会社が19社を対象に、過去4年以内に実際に自動車保険を利用した16,378名の方からの回答を集計したものです。(2019年1月現在)
自動車保険 保険料満足度ランキング
順位 | 得点 | 保険会社名 |
第1位 | 74.98点 | セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険) |
第2位 | 74.88点 | ソニー損害保険 |
第3位 | 74.76点 | チューリッヒ保険 |
第4位 | 74.73点 | S B I 損害保険 |
第5位 | 74.35点 | 共栄火災海上保険 |
第6位 | 74.14点 | アクサ損害保険(アクサダイレクト) |
第7位 | 73.89点 | 三井ダイレクト損害保険 |
第8位 | 73.81点 | イーデザイン 損害保険 |
第9位 | 73.19点 | A I G 損害保険 |
第10位 | 73,13点 | 東京海上日動火災保険 |
おとなの自動車保険は、実際の利用者からも保険料が適正であると高い評価を得ていることがわかります。
ターゲットを絞っているだけでなく、補償内容についても比較的自由に選べる設定が受け入れられているのかもしれません。しかし、保険に詳しくない若い方には少し難しいかもしれません。
まとめ
おとなの自動車保険とイーデザイン損保の比較を見てきましたが、いかかでしたか。
おとなの自動車保険は通販型としては最後発になるため明確にターゲットを絞り、その方達には有利な設計になっていました。
逆にあきらかにターゲット層から外れた人には向かない内容となっていることが伺えました。また、割引制度が少し貧弱に思えることや、限定範囲の違いなど気をつけなければいけなポイントもありました。
どちらも、補償内容や事故対応などには問題ないようなので、保険料の見積もりをとってみてじっくりと検討することをおすすめします。

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