通販型の自動車保険に切り替えを検討されている方は、いくつかの見積もりをすでに取られているのかもしれません。
保険の見積もりをするときに、「保険の満了日」や「開始日」を尋ねられましたよね。
この日にちの入力って、少し不思議に感じませんか。
今回は、自動車保険の「開始日」について詳しく見て行くことにしましょう。
もくじ
保険の開始日はいつにすればよい?

1-1 初めて自動車保険に加入される時
ディーラーで自動車を購入するときには、ディーラーの担当者が自動車の登録に必要な手続きを代行してくれることがほとんどです。
一般的には、その手続きには自動車保険への加入も含まれています。
ところで、自動車保険には「自賠責保険(強制保険)」と「任意保険」の2種類があることをご存知ですか。
「自賠責保険」は法律で必ず加入することが義務付けられており、どこの保険会社に加入しても保険料は一律です。そのためディラーにお任せで問題ないのですが、「任意保険」はそうではありません。
「任意保険」をイーデザイン損保のような「通販型」にして、費用を抑えたいのなら、あらかじめディーラーの担当者に伝えておきましょう。
手続きそのもには、スマホやパソコンでいつでもどこでも完結できるため、ほとんど心配することはありません。必要な車両の情報(車両の方式や車検証の情報、ナンバープレートの番号など)も、ディーラーにお願いすれば必要な情報を教えてくれます。
イーデザイン損保の場合、申し込みの翌日から保険を開始することが可能です。ということは、納車の前日の手続きでも間に合うということなので、慌てずに手続きを行いましょう。
事前に連絡をしなかった場合の事故は、補償の対象とならない可能性があるので注意しましょう。
1-2 他の保険会社から切り替えられる時
他の保険会社で任意保険に加入されている方が、満期日のタイミングでイーデザイン損保へ切り替える場合にはどうすれば良いのでしょうか。
すなわち、今までの保険は満期日の16時まで有効ということです。ということは、イーデザイン損保の「開始日」は同じ日の16時からということになりますね。
保険が切り替わるタイミング

2-1 切り替わりは夕方4時
自動車任意保険の補償開始時刻や満期の時刻は、16時に決められています。これは昔からの慣例で、ほとんどの保険会社で今も継続されています。
とはいえ、どこの保険会社でも「16時が境目」と揃えてくれていることは、保険の切り替え時には大変ありがたいことです。
多くの保険契約は1年間です。(代理店型には複数年契約もあります。)1日の始まりである午前0時を開始日にすると、満期日は翌年の前日24時となってしまいます。ところが16時を境目にしてくれているおかげで、開始日と満期日が同じ日付になるのですね。
2-2 保険の切り替え日の事故はどうなる
保険の切り替え時間が16時であれば、切り替え当日の事故はどちらの保険会社が補償してくれるのでしょうか。
実はあまり厳密に別れてはいません。一応、保険契約にそって16時までの事故なら古い方の契約、それ以降の事故の場合には新しい方の契約ということになるのですが、実際にはどちらの保険会社でも対応してくれるでしょう。
各保険会社の傾向として、保険の開始時刻については意外と寛容な対応をしてくれます。しかし、終了時刻については融通が聞かないことが多いようです。すなわち、保険を他社に切り替えた場合でも、契約の空白期間がない場合にはどちらかの保険会社が対応してくれるのであまり細かいことは気にしなくて良いでしょう。しかし、契約の満期を持って無保険になる場合には、16時以降の補償は期待できませんので注意して下さい。
ちなみに、16時という期限は事故の連絡をした時刻ではなく、あくまでも事故が発生した時刻です。
保険の更新を忘れたら

3-1 保険は自動更新されない
自動車保険は基本的に自動更新はされません。更新手続きを行わなければ、保険の満期を持って自動的に解約となります。(チューリッヒなどでは一部自動更新される保険も存在します。)
代理店型の自動車保険の場合は、代理店の担当者が連絡をしてくれるのでほとんどの場合で「更新を忘れること」は少ないでしょう。ただし、これは担当者にもよります。
イーデザイン損保の場合、更新お知らせハガキやメールにて連絡がきます。もし住所変更やアドレスの変更をした時には、きちんと変更手続きをしておきましょう。
では更新手続きを忘れてしまった場合にはどうなるのでしょうか。
ただしこの救済措置も、保険会社ごとに対応が違うために注意してください。
3-2 1ヶ月は猶予期間がある
基本的には、満期日までに更新手続きを行うようにしましょう。また、イーデザイン損保の場合には、満期日の45日前までに手続きを完了させることで「早割」が適用されます。早めに手続きをした方がお得ですね。
満期日を過ぎてしまった場合のポイントは3つあります。
- 事故の際の補償を受けられるのか。
- ノンフリート等級を引き継げるのか。
- 更新手続きでのインターネット割引を受けられるのか。
満期日当日の場合
もし、満期日当日に気が付いた時にはどうなるのでしょう。
すぐにイーデザイン損保のサポートセンターへ連絡し、更新手続きを行なってください。そうすれば下記の条件を満たす場合に「更新契約の取扱い」が適用されて更新することができます。
- 満期日の翌日から30日以内に連絡し、その後更新手続きを行うこと。
- 更新にあたり、契約者、主に運転される方(記名被保険者)、契約されている車両に変更がないこと。
この場合、更新前の契約と同じ条件で満期日に更新されたものとみなし、事故の際にも補償を受けることができます。
また、ノンフリート等級・事故有係数適用期間も引き継げます。
ただし、インターネットでの手続きができないためにインターネット割引は適用されません。
満期日から1週間以内の場合
保険満期日の翌日から起算して7日以内の場合には上記と同じ条件で「更新契約の取扱い」が適用されます。
そのため、事故の補償を受けることができ、ノンフリート等級・事故有係数適用期間も引き継げます。
満期日から1ヶ月以内の場合
満期日・解約日の翌日から起算して8日以後30日以内の場合には更新手続きが可能な場合があります。
更新することができた場合には、事故の補償も受けられますが、6等級以下のノンフリート等級と事故あり係数期間以外は引き継ぐことができません。
まずはサポートセンターに相談してみましょう。

まとめ
自動車保険の開始日についてまとめてみましたが、いかがでしたか。
保険の切り替わりが16時であるために、新規申し込みなら「納車日」を指定、他社からの切り替え時なら「保険の満期日」をしてすれば良いのでしたね。
また、更新手続きが遅れた際にも少しなら救済制度があることもわかりました。ただし、イーデザイン損保以外の保険会社の場合には、救済内容が違うこともあるので注意してください。