イーデザイン損保の補償選び 人身傷害保険を選ぶポイントとは

 

自動車保険の補償選びは難しいものです。イーデザイン損保の見積もりを行う時でも、一体何を基準に選べば良いのか迷いますよね。

「補償を薄くすれば保険料は安くなるけど、それでは心配だ。」

そんな声が聞こえてきそうです。

きんぎょ君

きんぎょ君
補償を全てセットすれば確かに安心は大きくなります。ですが本当に全てが必要なのでしょうか。補償内容を、相手への補償、自分への補償、車への補償、と切り分けて考え直してみませんか。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
まず、相手への補償は『対人・対物賠償責任保険』ね。これは削れないわね。
きんぎょ君

きんぎょ君
私もそう思います。保険本来の目的である『事故相手からの莫大な賠償金請求に備える』という部分を削るのはオススメできません。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
残りは『人身傷害保険』と『車両保険』があるわね。
きんぎょ君

きんぎょ君
自分への補償は『人身障害保険』、車への補償は『車両保険』です。もし補償を削るとするのなら、このどちらかもしくは両方ということになります。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
『人身障害保険』を削る事ができたら、保険料は下がりそうだけど、ちょっと怖いわね。

 

さあ今回は『人身傷害保険』について、どこまで削る事ができるのか、といった視点で見直してみましょう。ちなみに人身傷害保険は「自分のケガの治療費」だけでなく「自分の運転する車に同乗していた人たちのケガ」も補償してくれる大切な補償です。限度額はそれぞれ一人ずつに設定されるものです。

 

イーデザイン損保の人身障害保とは

1-1 何を補償してくれるのか

事故の際に必要な費用には、いったいどのような種類があるのでしょうか。

きんぎょ君

きんぎょ君
相手がいる事故の場合は、双方の過失割合に応じてそれぞれの費用を分担します。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
もし自分が悪くなければ、全部を相手が賠償してくれるわけね。

実際の事故で「相手方が100%悪い」という結果は、あなたが停車している際の後方からの追突のような限られた状況の時だけです。双方が動いている以上、あなたにも安全確認義務があるので、責任割合が発生する事がほとんどです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
対人・対物賠償責任保険があれば、相手の治療費と壊したもの(相手の車等)の修理費については問題ないわね。
きんぎょ君

きんぎょ君
あとは『自分の治療費』と『自分の車の修理費』が残りましたね。

人身傷害保険は、そのうちの『自分の治療費』を補償してくれるのです。

 

1-2 タイプは2つ

イーデザイン損保の人身傷害保険には、2つのタイプが用意されています。それぞれの違いが分かると、賢く保険料の節約が出来るかもしれませんね。

人身傷害保険(通常タイプ)

人身障害保険で補償されるのは『事故の際の自分の治療費の部分』でしたよね。人身傷害保険(普通タイプ)を選んだ時に補償の対象となる事故は、

  • 自分の車を運転している時の事故
  • 他人の車に乗車中の事故
  • 車に乗っていない時の自動車事故

となっています。これら全ての場合に補償の対象となるのです。ずいぶん広い補償範囲だと思いませんか。さすが高い保険料を支払うだけあります。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
他人の車に乗車中の事故ってどうゆう事よ。そんなの補償する必要があるの?
きんぎょ君

きんぎょ君
この部分の判断が難しいのです。

基本的に、自動車事故の責任はその運転者にあります。ということは、他の車に乗車中の事故でのケガは、その運転者が補償すべきところです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
それなら、こんな補償を付ける必要はないわよね。
きんぎょ君

きんぎょ君
でも事故の相手や、自分が乗っていた車の所有者が任意保険に入っていない可能性も考えられます。もしそのような場合には、本来負担するべき補償を支払ってくれない可能性が残ります。

日本で走っている車の任意保険加入率はおおよそ75%程度です。そう、4台に1台は任意保険に加入していないのです。

このように、補償に万全を期すのであれば人身傷害保険(普通タイプ)に入るとよいでしょう。

きんぎょ君

きんぎょ君
でも、他人が運転する車に乗る機会がそれほど多いでしょうか。それも任意保険に加入していない人の車にです。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
バスやタクシーが保険に入っていないとは考えにくいし、ほとんど機会がないわね。

ほとんど機会がない事に対する保険がどこまで必要なのか考え直しても良いとは思いませんか? 実際の見積結果を見比べてじっくり検討して見てください。イーデザイン損保の見積もりなら、簡単に補償内容を変更して見積もり結果を比較する事ができます。

 

ぶち猫さん

ぶち猫さん
じゃあ、歩行中の事故に対する補償は考えなくて大丈夫なの?
きんぎょ君

きんぎょ君
歩行中の事故については、よほど危険な歩き方をしていない限り、たいていは事故相手の車を運転していた人に責任があります。

そもそも、世の車を所有していない人たちは、当然に自動車保険へは加入していません。人身障害保険で歩行中の自動車事故への備えがないと言う事は、車を所有していない人たちと同じ条件である、と言う事です。それほど心配することではないでしょう。

 

人身傷害保険(搭乗中のみ)

自身が運転している車での事故だけが補償されるように、補償範囲を限定した内容の補償です。補償範囲を限定しているため、その分保険料が節約できるのです。

きんぎょ君

きんぎょ君
他人が運転する車に乗せてもらうことが少ない人にとっては十分な内容かもしれません。

事故の時が心配だから「人身傷害保険」は付けたい。でも保険料はなんとか抑えられないだろうか。といった時にはありがたい選択肢だと思いませか。

 

1-3 補償の重複に注意

もし、夫婦で複数の車を所有している場合は、人身傷害保険の「重複」に注意が必要です。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
重複って何よ?
きんぎょ君

きんぎょ君
それぞれの自動車保険に、ともに人身傷害(普通タイプ)を付けてしまうと、補償範囲が重複して無駄な保険料を払うことになるのです。

イメージで見てみましょう。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
任意保険の補償範囲には、本人とその同居の家族が含まれるから、片方の保険に「人身傷害保険(普通タイプ)を付けたら、もう片方の保険は(搭乗中のみ)で十分と言う事ね。(本人限定を除く)

意外とこの手の重複はよく発生しています。重複して保険料を支払っていても、実際の事故の時に 倍の保険金が支払われるわけではありません。無駄な保険料の支払いになるので、ぜひ確認してみてください。

 

1-4 人身障害保険を選ばない時には

ここまで見てきたように「自分や同乗者のケガの治療費」について補償してくれるのが、人身傷害保険でした。では、人身傷害保険を付けなければ、全てが自己負担になるのでしょうか。

きんぎょ君

きんぎょ君
相手がいる場合の事故については、少なくとも相手の責任割合は相手の保険から、自分の責任割合の7割は自分の健康保険から支払われます。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
なんだ、結構保険が適用されるじゃない。

そうはいっても、ケガの度合いが大きくて入院が長引けば大変な金額になります。同乗者が怪我をしている場合には、さらに賠償責任が増えます。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
えーっ、同乗者への賠償には自賠責や対人賠償責任保険が適用されないの?
きんぎょ君

きんぎょ君
自賠責や対人賠償責任保険は、事故相手への賠償に対する保険です。事故の本人や同乗者への補償には使えません。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
それなら、単独事故の時はどうなるの? 相手が負担してくれる分がないので全額自己負担になるわよね。
きんぎょ君

きんぎょ君
いいえ、そうはなりません。イーデザイン損保の自動車保険では、人身傷害保険をセットしない場合には「自損事故傷害保険」がセットされるからです。

先ほども言いましたが、自分のケガに対しては「自賠責保険」は適用されません。なので人身傷害保険をセットしていない人は、単独事故の場合に負担が大きくなりがちです。それを防ぐ事が目的なのです。

きんぎょ君

きんぎょ君
ただし「自損事故傷害保険」だけでは、事故の際の備えには役不足です。「ないよりはマシ」程度にお考え下さい。

 

上乗せで支給される補償がある

2-1 上乗せで支給とは

通常、自動車保険のような損害保険は「実損払い」が基本です。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
「実損払い」ってなんだっけ?

実損払いとは、実際の被害金額のみに対して保険金が支払われることです。限度額100万円の車両保険に入っていても、修理代が50万円の時には50万円しか保険金は支払われないのです。

では「上乗せで支払い」とはどういう事でしょう。それは、実損額に関係なく保険金が支払われるということです。詳しく見ていきましょう。

 

2-2 搭乗者傷害保険

上乗せで支給される補償の代表が「搭乗者障害保険」です。

これは、過失割合などに関係なく「人身傷害保険」が支払われる事故が発生した時には、損害額が確定する事を待たずに素早く定額で支払われる補償なのです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
なんで定額なの?
きんぎょ君

きんぎょ君
それは、事故後の入院時など、いろいろと物入りな時に間に合うよう、実際の被害金額が確定することを待たずに支払いを行うためです。

そのような性質の補償であるために、実際の被害金額に上乗せされて支給される、損害保険としては珍しい補償なのです。

 

これとは別に上乗せで支払われる補償として、

があります。

 

実は他から補償される場合がある

実は、人身傷害保険と同じような補償が、生命保険や医療保険に含まれていることがあります。

不慮の事故に対する補償が生命保険の特約などに含まれていると、自動車事故の際に請求することできる場合があるのです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
それなら心身障害保険に入る必要ないじゃん。
きんぎょ君

きんぎょ君
そうとは言い切れません。そもそも自動車保険用に設計された補償ではないため、すべての事故が補償対象に含まれるかわかりません。また、自分のケガならまだしも同乗者に対する補償は期待できないでしょ。

これらの補償が人身傷害保険の代わりにはならないでしょうが、金額の大きな生命保険に加入されているのなら、人身傷害保険の保険金額を安く抑えることが出来るかもしれません。

 

まとめ

通販型自動車保険の補償選びを、人身傷害保険に的を絞って考えてみましたがいかがでしたか。

実は何となく補償を選んでいることが多い部分なので、自分の運転スタイルに合わせて、賢く選択してください。まずは、補償の重複についてすぐにでも確認されることをおススメします。

 

 

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です