自動車保険の補償選びは難しいものです。イーデザイン損保の見積もりを行う時でも、一体何を基準に選べば良いのか迷いますよね。
「補償を薄くすれば保険料は安くなるけど、それでは心配だ。」
そんな声が聞こえてきそうです。
さあ今回は『人身傷害保険』について、どこまで削る事ができるのか、といった視点で見直してみましょう。ちなみに人身傷害保険は「自分のケガの治療費」だけでなく「自分の運転する車に同乗していた人たちのケガ」も補償してくれる大切な補償です。限度額はそれぞれ一人ずつに設定されるものです。
もくじ
イーデザイン損保の人身障害保とは
1-1 何を補償してくれるのか
事故の際に必要な費用には、いったいどのような種類があるのでしょうか。

実際の事故で「相手方が100%悪い」という結果は、あなたが停車している際の後方からの追突のような限られた状況の時だけです。双方が動いている以上、あなたにも安全確認義務があるので、責任割合が発生する事がほとんどです。
人身傷害保険は、そのうちの『自分の治療費』を補償してくれるのです。
1-2 タイプは2つ
イーデザイン損保の人身傷害保険には、2つのタイプが用意されています。それぞれの違いが分かると、賢く保険料の節約が出来るかもしれませんね。

人身傷害保険(通常タイプ)
人身障害保険で補償されるのは『事故の際の自分の治療費の部分』でしたよね。人身傷害保険(普通タイプ)を選んだ時に補償の対象となる事故は、
- 自分の車を運転している時の事故
- 他人の車に乗車中の事故
- 車に乗っていない時の自動車事故
となっています。これら全ての場合に補償の対象となるのです。ずいぶん広い補償範囲だと思いませんか。さすが高い保険料を支払うだけあります。
基本的に、自動車事故の責任はその運転者にあります。ということは、他の車に乗車中の事故でのケガは、その運転者が補償すべきところです。
日本で走っている車の任意保険加入率はおおよそ75%程度です。そう、4台に1台は任意保険に加入していないのです。
このように、補償に万全を期すのであれば人身傷害保険(普通タイプ)に入るとよいでしょう。
ほとんど機会がない事に対する保険がどこまで必要なのか考え直しても良いとは思いませんか? 実際の見積結果を見比べてじっくり検討して見てください。イーデザイン損保の見積もりなら、簡単に補償内容を変更して見積もり結果を比較する事ができます。
そもそも、世の車を所有していない人たちは、当然に自動車保険へは加入していません。人身障害保険で歩行中の自動車事故への備えがないと言う事は、車を所有していない人たちと同じ条件である、と言う事です。それほど心配することではないでしょう。
人身傷害保険(搭乗中のみ)
自身が運転している車での事故だけが補償されるように、補償範囲を限定した内容の補償です。補償範囲を限定しているため、その分保険料が節約できるのです。
事故の時が心配だから「人身傷害保険」は付けたい。でも保険料はなんとか抑えられないだろうか。といった時にはありがたい選択肢だと思いませか。
1-3 補償の重複に注意
もし、夫婦で複数の車を所有している場合は、人身傷害保険の「重複」に注意が必要です。
イメージで見てみましょう。

意外とこの手の重複はよく発生しています。重複して保険料を支払っていても、実際の事故の時に 倍の保険金が支払われるわけではありません。無駄な保険料の支払いになるので、ぜひ確認してみてください。
1-4 人身障害保険を選ばない時には
ここまで見てきたように「自分や同乗者のケガの治療費」について補償してくれるのが、人身傷害保険でした。では、人身傷害保険を付けなければ、全てが自己負担になるのでしょうか。
そうはいっても、ケガの度合いが大きくて入院が長引けば大変な金額になります。同乗者が怪我をしている場合には、さらに賠償責任が増えます。
先ほども言いましたが、自分のケガに対しては「自賠責保険」は適用されません。なので人身傷害保険をセットしていない人は、単独事故の場合に負担が大きくなりがちです。それを防ぐ事が目的なのです。
上乗せで支給される補償がある
2-1 上乗せで支給とは
通常、自動車保険のような損害保険は「実損払い」が基本です。
実損払いとは、実際の被害金額のみに対して保険金が支払われることです。限度額100万円の車両保険に入っていても、修理代が50万円の時には50万円しか保険金は支払われないのです。
では「上乗せで支払い」とはどういう事でしょう。それは、実損額に関係なく保険金が支払われるということです。詳しく見ていきましょう。
2-2 搭乗者傷害保険
上乗せで支給される補償の代表が「搭乗者障害保険」です。
これは、過失割合などに関係なく「人身傷害保険」が支払われる事故が発生した時には、損害額が確定する事を待たずに素早く定額で支払われる補償なのです。
そのような性質の補償であるために、実際の被害金額に上乗せされて支給される、損害保険としては珍しい補償なのです。
これとは別に上乗せで支払われる補償として、
があります。
実は他から補償される場合がある
実は、人身傷害保険と同じような補償が、生命保険や医療保険に含まれていることがあります。
不慮の事故に対する補償が生命保険の特約などに含まれていると、自動車事故の際に請求することできる場合があるのです。
これらの補償が人身傷害保険の代わりにはならないでしょうが、金額の大きな生命保険に加入されているのなら、人身傷害保険の保険金額を安く抑えることが出来るかもしれません。
まとめ
通販型自動車保険の補償選びを、人身傷害保険に的を絞って考えてみましたがいかがでしたか。
実は何となく補償を選んでいることが多い部分なので、自分の運転スタイルに合わせて、賢く選択してください。まずは、補償の重複についてすぐにでも確認されることをおススメします。