通販型自動車保険 保険料が安い理由とは その仕組みに迫る

 

通販型自動車保険は、「お安くなりますよ」と言われると、気になりますが不安もありますよね。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
騙されているのではないかしら。

きんぎょ君

きんぎょ君
そんなことはないですよ。安さには理由があるのです。

今回は、今注目の通販型自動車保険(ダイレクト自動車保険)の安さの理由について掘り下げて行きたいと思います。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
安い保険はいざという時に心配だわ。

通販型自動車保険の保険料が比較的割安なのは、安くなる仕組みがあるからです。決して補償内容を極端に薄くしているわけではありません。

 

ダイレクト販売方法

通販型自動車保険は、20年ほど前に始まった比較的歴史の浅い保険販売方法です。

従来の代理店を介して販売する方法と比較して、契約者が保険会社とダイレクトに契約することから「ダイレクト自動車保険」とも呼ばれています。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
まだ新しいんだ。
きんぎょ君

きんぎょ君
代理店の費用がかからないから保険料を安く設定できるのです。

イメージはこうです。

 

代理店を通さないのでそのコストが圧縮される分、保険料を抑えられるのです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
じゃあ、説明は聞けないの?
きんぎょ君

きんぎょ君
通販型自動車保険各社は、ホームページなどでわかりやすく説明しています。それをご自身で読むことになりますね。

 

自分で調べるか、教えてもらうのか。

今まで保険の契約をした経験のある人は、その内容の難しさに「拒否感」を感じたことがありませんか。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
保険の書類は細かい字がいっぱいで、頭が痛くなるわ。

自動車保険に関わらず、生命保険や医療保険でも使われる用語は難解です。そのためファイナンシャルプランナーなどに相談しながら契約を進めていくことが多いのです。

 

2-1 代理店での説明はタダではない!?

では、自動車保険はどうなのでしょうか。代理店型の自動車保険であれば代理店の担当者に質問しながら保険を選ぶことができます。しかし、その説明はタダではありません

ぶち猫さん

ぶち猫さん
代理店で説明料なんて払った記憶ないわよ。

代理店の人たちにも給料が必要です、生活もあります。あなたが契約した保険のその保険料には、代理店の人たちの給料が含まれているのです。

きんぎょ君

きんぎょ君
保険会社と代理店は別の会社です。代理店は契約をとった報酬として、およそ保険料の15%を保険会社からもらえるのです。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
へぇー、知らなかったわ。説明も質問もタダだと思ってたわ。

でも説明がなければ保険を購入することができません。そのためパソコンやスマホで気軽にアクセスできるホームページ上で、より分かりやすく比較的簡単な言葉を用いて説明をしています。

契約者は費用が抑えられるぶん、説明は自分で読んで理解する必要があるのです。

 

2-2 本当に詳しい説明がなされていますか?

よく思い出してみてください。そもそも契約時に説明をしてくれるのは有難いとしても、その後更新する時はどうでしょう。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
ハンコを押した記憶しかないわ。

たいそうな説明などしてもらった記憶があるでしょうか。事務的に書類をやり取りするだけなのが多いのでは。

もちろん質問には丁寧に答えてくれるのが代理店です。でも質問がないのであれば、そのメリットを活かしきれていません。

 

通販型自動車保険の説明は、とにかく分かりやすく出来ている

通販型の保険内容は、契約者が自分で調べ、説明を読んで、理解してもらう必要があります。

そのために保険各社はできるだけ説明を分かりやすくする必要があるのです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
さっきから、わかりやすく説明しています、って言ってるじゃん。

しかし通販型自動車保険が初めて発売された90年代後半、パソコンやインターネット環境や技術が今ほど世の中に普及していませんでした。

また、発売当初は外資系保険会社が多かったこともあり、自分で保険を選んで契約するには、なかなか手間も時間もかかってしまい、ハードルが高かったようです。

きんぎょ君

きんぎょ君
その時の印象が根強く残っているのですね。

その後、通販型保険を販売する各社は「いかに分かりやすくするか」を競い合うようになりました。

対人賠償保険と人身傷害保険の違いなど比較的混乱しやすい部分を勘違いしないように、分かりやすい言葉を用いて表現するようになったのです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
へぇ〜。日々進歩してるのね。
きんぎょ君

きんぎょ君
最近では「相手方への補償」「自分や同乗者の補償」とより分かりやすく表現するようになってきました。

保険を選ぶ上でたいせつなのが、補償金額や特約の選択です。いざという時の補償に大きく影響する反面、保険料にも大きく関わって来ます。

初めての方は自分で選んで大丈夫なのかと心配されるようですが、通販型保険各社も工夫を凝らしています。

きんぎょ君

きんぎょ君
特に保険料の安さをアピールしたい保険会社は、できるだけ特約設定にして契約者が必要に応じて自由に選択できるようにしているのです。

 

最近では、各保険会社がアピールする方向性が分かれてきています。

  • とにかく安くするため、補償内容のカスタマイズがしやすいように、選択肢を増やす。
  • できるだけ契約者が満足感を得られるように、補償以外のサービス面を充実させる。
  • わかりやすさを目指して、必要なものはほとんど基本補償に含んでしまう。
ぶち猫さん

ぶち猫さん
私は、わかりやすいのがいいわ。

自分にあった保険会社を選びましょう。

 

代理店型の販売スタイル

きんぎょ君

きんぎょ君
代理店型の保険はどうしてもわかりにくくなってしまうようです。

代理店型自動車保険の販売方法は、契約者に合わせて代理店の担当者が最適な保険を提案するスタイルです。

きんぎょ君

きんぎょ君
担当者が説明するのが前提なので、パンフレットに全てを詰め込む必要がないのです。

そのため、パンフレットにはあまり親切丁寧に説明されていないのが現状です。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
保険がややこしく感じるのは、それが原因かもね。

代理店型の保険は、契約者の要望に合わせられるように、もともと多彩な選択肢が用意されています。正直全てを把握している人は、保険担当者でも稀ではないでしょうか。

きんぎょ君

きんぎょ君
各代理店では、社内研修制度を充実させて担当者の育成に力を入れています。ただ全ての担当者が素晴らしいとは言えないのも現実です。

 

通販型のテレビCMはなぜ多いのか

ダイレクト自動車保険のテレビCMを結構多いと感じませんか。テレビCMって安くはないはずですよね。なのに頻繁に見かけるというのはどう言う事でしょうか。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
テレビで「安いよ安いよ」とあんなに頻繁に言われたら、なんだか胡散臭く感じるわね。
きんぎょ君

きんぎょ君
それにもきちんとした理由があるのです。

代理店は保険の説明をすることだけが仕事ではありません。最も大切な仕事は「セールス、売り込み」です。

そう、世の中ほっておいて商品が売れることはないのです。全国20万軒の代理店は、日々保険のセールスを行なっているのです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
生命保険のおばちゃんみたいなものね。あら、おばちゃんぢゃなかったわね。

となると、代理店を置かない通販型の保険会社は、その通販型自動車保険を世間に広く知ってもらうために別の手段が必要です。

その一つの答えがテレビCMというわけです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
なるほど、ふんふん。それから?

たった15秒から30秒程度の時間で世間に一番伝えたい「通販型の自動車保険のメリット」は、やはりその「安さ」。だから安さを全面的に押した内容となっているわけです。

きんぎょ君

きんぎょ君
保険料の安さは、保険の切り替えを促す最大の要因です。

最近では「安心」も熱心にアピールするようになり、事故対応力やロードサービスの充実などが盛り込まれるようになりました。

これで、通販型自動車保険のテレビCMが多い理由がわかりますよね。

 

代理店のセールスマンにはノルマがある

代理店型の自動車保険には、手厚いサービスが用意されており安心感があります。しかし、なぜそこまで手厚くサービスを用意する必要があるのでしょうか。

6-1 愛想の良いセールスマン

保険の販売は、安心を売ることです。いざという時の備えなので、保険の顧客はその恩恵をいざという時に最大限感じることができるのでしょう。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
基本ね。き・ほ・ん

でも、それでは多くの契約者が満足感を得られないままとなってしまいます。だって、全員が死亡事故や人身事故を経験するわけではないのですから。

データをお見せします。

契約数 事故件数 支払率
対人賠償保険 68,001,438 419,884 0.62%
対物賠償保険 67,885,542 2,268,351 3.34%
搭乗者傷害保険 23,416,761 283,341 1.21%
車両保険 38,631,670 2,211,413 5.72%

保険料率算出機構発表データ(2017年)

保険の支払率は意外に低いと感じましたか。1%の確率は、100人に1人です。言い換えると100年に1度です。

しかし、これは保険という商品の宿命であり、保険のセールスマンはそのことを十分に知っています。そのため、いかに顧客に満足してもらうかは、平常時の愛想や説明サービスにかかって来るのです。

 

6-2 特約の必要性

保険の契約者がそんな大きな保険金の請求をしなければならない事案は頻繁に発生しません。そうです、人身事故なんでそれこそ一生に1度あるかないかでしょう。それでは顧客が保険の価値や必要性に疑問を持ちかねません。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
使わないなら、毎年の保険料を返してほしいわ。

そこで注目するのが特約です。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
どういうこと?

特約は一つ一つはあまり大きな保険料に繋がりません。しかし日々発生する小さな事柄に関する保険があれば、その保険に守られる機会が増えますよね。

たとえば「車内においていたカメラなどが運転中に落ちて壊れた」とか「運転を見守って居眠り運転などに対して注意喚起をしてくれる」などはいい例かもしれません。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
でも、実際には助かるわよね。
きんぎょ君

きんぎょ君
車と関係ない日常生活でのトラブルを補償する特約も増えました。

そのためセールスマンは、特約をオススメすることでより多くの顧客に満足感を提供できるように努力するのです。

きんぎょ君

きんぎょ君
たとえ小さくても「あー、保険に入っててよかった。」の機会を増やすのですね。

 

6-3 セールスマンのノルマ

保険セールスの仕事にはノルマがあります。補償内容の保険には大きな保険料がつき、セールスマンのノルマ達成に大きく貢献する事でしょう。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
特約を組み込めば保険料は少しで高くなるのよね。

より金額の大きな保険をよりたくさん販売するために、日々血のにじむような努力しています。セールスの仕事に関わる担当者たちは保険を売らなければ給料がないのです。

そのため、できるだけ高額な補償や多くの特約を組んでもらえるよう、あの手この手でオススメして来るのですね。

きんぎょ君

きんぎょ君
悪い言い方をすれば、契約者のほしい内容ではなく、セールスマンの売りたい内容をオススメしているのです。

目の前で一生懸命説明されるとなんとなく納得させられた気になりやすいですし、また、必要ないと感じていても結構断りにくかったりするものです。

 

まとめ

その保険料の安さと手軽さが最大のメリットである通販型の自動車保険。安さの秘密をまとめるとこんな感じになります。

  • 直接顧客に保険を販売することで販売経費を圧縮できる。
  • 保険セールスマンの代わりにテレビで宣伝を行なっている。
  • セールスマンがいないので、自由気軽いつでも保険内容を検討できる。

今回の記事で安さの理由を知り、納得して保険選びができるようになれば嬉しいです。

 

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