自動車保険はより賢く選択する事で、その保険料を節約することが可能です。通販型の自動車保険を検討されているあなたは、すでにそのことを実感されていることでしょう。
当サイトでは、そんな方達にイーデザイン損保をオススメしています。それは、確かな安心を納得の保険料で提供する仕組みかあるからです。
そんなイーデザイン損保にも、いよいよASV割引が導入されると発表されました。2018年7月以降に保険が開始する契約に『ASV割引が適用される』と言うものです。
では、最近始まったばかりのASV割引について詳しく解説していきましょう。
もくじ
ASV割引とは
ASV割引とは「自動ブレーキ割引」とも呼ばれる、任意自動車保険の割引制度のことです。
2017年に金融庁が発表した資料によると、ASV割引の割引対象は「AEBを装着すること」となっています。すなわち、自動ブレーキ装置(AEB)を採用している車種の事故率が激減していることをうけ、そのリスク軽減効果を保険料に組み込むために考えられた新しい保険の割引制度がスタートした事を意味しています。
1-1 自動ブレーキ装置とは
では『AEB』とはどんな物なのでしょうか。
日本での自動ブレーキ装置の歴史は意外に古く、2000年代前半に登場する「ブレーキアシスト」がその最初といえるのでしょう。ただ、当時は「自動ブレーキが普及すると、装置への過信がもとで事故が増加する」と考えられており、その中でも特に完全停止する装置には規制がかけられていました。
2010年頃になると、海外での自動ブレーキの事故回避統計を元に日本でもその有用性が検討されるようになるなか、他社に先行する形で、スバル(当時は富士重工)の「アイサイト」が登場するのです。
結果的に「アイサイト」は大成功し、当時は自動ブレーキの代名詞のように使われていました。その後、2015年頃には同業他社も技術開発を進めることで広く一般に普及することになったのです。
装置の内容にはいろいろな方式があるのですが、一般的にはレーダーで前方の障害物を検知し、その衝突を回避または衝突被害の軽減を目的に自動的に急ブレーキをかける装置のことを指します。
1-2 自動ブレーキの普及で事故が激減
2015年頃には、新車販売台数の約半数にAEB装置がついていたとされており、実際の事故件数もこの頃から減少するようになりました。
その結果、2017年に損害保険料率算出機構が、自動車保険の保険料の基礎となる「参考純率」を平均8%下げると発表したのです。
1-3 事故が減ったのは自動ブレーキ装着車だけ
実際に事故は減少しているのですが、それは自動ブレーキのおかげであることは明らかです。それなら「保険料を下げるのは自動ブレーキ装着車のみでよくない?」という考え方が出てきたのです。
その通りです。自動ブレーキの装置は決して安くはありません。新車価格に装置の金額が含まれることで、購入者はその費用を負担していたのです。
その結果として事故を回避できたのであれば喜ばしいことなのですが、そのことで事故が減ったからと装置をつけていない人まで含めて均等に保険料が下がるのはちょっと違うとも感じませんか?
1-4 型式別料率クラスとは
もともと、保険料の平等な負担については以前から考えられています。一般的に「スポーツカーは保険料が高い」と言われるように、車種によって料率を変えることでなるべく平等な負担を目指しているのですね。
簡単に言うと、事故の少ない車種は保険料を下げて、事故の多い車種はそれに応じて保険料を上げているのです。そのため若者に人気があり、スピードの出やすいスポーツカーは事故率が高くなりがちで、結果として保険料が高くなるわけです。(あくまでも事故実績を元に料率は決まります)
型式別料率制度によるリスク軽減効果が保険料に反映されるためには、過去3年間の事故実績が必要になります。そのため新発売されたばかりの車種では事故データーが存在しないために、事故データーが集まるまでの3年間は自動ブレーキによるリスク軽減効果が十分に保険料に反映されません。それでは該当車種の購入者がかわいそうですよね。
1-5 そこで登場したのがASV割引
このような事情から金融庁からの指導もあり、2017年から導入が始まったASV割引ですが、正確な情報があまり伝わっていない感があります。
AEBを搭載した新型車のユーザーが、過去3年の事故実績データーが存在しないという理由から、型式別料率制度では十分に「保険料の割引効果を受けられない」ことに対する救済です。
このことから極端に表現すると、この制度を早く導入しない保険会社は、契約者に対して不誠実であるともいえるのです。
イーデザイン損保のASV割引の内容

イーデザイン損保では、2018年7月以降に保険が開始する契約において、ASV割引を適用するとしています。
2-1 割引条件
約3年以内に型式発売された自家用普通乗用車・自家用小型乗用車またはすべての自家用軽四輪乗用車で、自動ブレーキ装置が搭載されているお車。
2-2 割引率
イーデザイン損保は割引率について公表していませんが、金融庁の資料によると「一律9%」とされています。そのため同程度の割引率が適用されるものと考えられます。
2-3 発売後3年が経過した後はどうなる?
もともと、AEBを搭載した新型車のユーザーが、型式別料率制度で十分にその恩恵を受けられない最初の3年間の救済が目的です。そのため、発売後3年経てばASV割引が適用されなくなりますが、保険料そのものが安くなると考えられています。
しかし、こればかりは実際の事故率を元に算定されるため、今まで通りの保険料が維持されるかはその時が来るまで誰にもわかりません。
通販型の他社の動向
今後導入が進むと考えられるASV割引ですが、現在では全ての保険会社で導入されています。ではその導入時期について確認しておきましょう。
保険会社 | 導入時期 |
S B I 損保 | 2018年1月から導入 |
ソニー損保 | 2018年4月から導入 |
イーデザイン損保 | 2018年7月から導入 |
おとなの自動車保険 | 2018年7月から導入 |
三井ダイレクト | 2018年7月から導入 |
チューリッヒ | 2019年1月から導入 |
アクサダイレクト | 2019年1月から導入 |
注意点
ここまでASV割引についてお話ししてきましたが、これはすべて「自家用普通・小型乗用車」に関する話です。
実は、軽自動車には「型式別料率クラス制度」が存在せずに、全ての車両が同じ料率で保険料が決められています。しかし、市場規模や性能の多様化を踏まえて、2020年1月までに軽自動車にも同制度の導入が決定しています。
まとめ
イーデザイン損保の「ASV割引」について見てきましたが、いかがでしたか。
「新しい割引制度でさらに保険料がお得になると期待したしたけど残念」と感じた方、「今度は自動ブレーキが装備された車両を購入しようと感じた方」などさまざまでしょう。
自動車や自動車保険を取り巻く環境は、年々変化しているため各企業には素早い対応が求められる時代になりました。そんななか、イーデザイン損保には常に新しい仕組みに対して素早く対応する姿勢が感じられます。それはすべて契約者の利益に繋がるからこそだと思います。
通販型自動車保険を検討する際には、できるだけ多くの見積もりを請求し、その結果を比較検討されることをおすすめします。年齢や条件によって保険料に大きな差が出るからです。年間保険料で1万円以上の差がつくことも珍しくありません。
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