自動車保険の補償を選ぶ時に、特約の名前から補償内容がよくわからずに戸惑うことはありませんか。
イーデザイン損保の補償を選ぶ時にも、各特約の内容や注意点についてもっと知りたい、という声が聞かれます。
そこで、今回はイーデザイン損保の「車両新価保険特約」について詳しく説明していきたいと思います。
車両新価保険特約とは
購入したばかりの新車に大きなダメージを受けるといった事故の時に、新車に買い替える費用が補償される特約です。
そんな時に再び新車に買い替える費用を補償しくれるのが「車両新価保険特約」なのです。
1-1 新車とは
イーデザイン損保では『車の「初度登録年月」の翌月から11ヶ月以内』を新車として扱います。
1-2 大きなダメージとは
①車の本質的構造部に大きな損害があり、②それらの修理費用が「車両保険価格」の50%を越える時、とされています。
車の本質的構造部とは車のフレームなどを指し、今後事故車として扱われるような損害があること、と言えます。ただし損傷の程度によって判断は分かれます。
もちろん、車両の修理が不可能な時も保険金の支払い対象に含まれます。
1-3 補償される内容は?
車両保険金と再取得時諸費用保険金の両方が支払われます。
車両保険金
新車に買い替えた場合は
- 実際にかかった再取得費用が支払われます。
- 再取得費用には、車両本体価格、付属品、消費税などが含まれます。
- 車両保険の保険金が限度額となります。
- 免責金額を差し引いた金額が補償されます。
再取得時諸費用保険金
新車両取得に必要な諸費用として、金額に応じて定額で支払われます。
車両保険価格が100万円以下の時 | 一律 10万円 |
車両保険価格が100万円越300万円以下の時 | 車両保険金額の10% |
車両保険価格が300万円越の時 | 一律 30万円 |
1-4 注意点は?
車両新価保険特約は、車両保険にセットされる特約のため、車両保険をつけなければ特約を選ぶ事はできません。
車両保険の支払い基準に準じるため、故障による修理不能などは補償適用の範囲外となります。
また、車両の盗難は適用外となります。
車両保険タイプによる、補償範囲の違いを見ておきましょう。

イーデザイン損保ホームページから抜粋
保険料はどのくらいか?
実際の見積もりから計算した保険料です。ただし、年齢や車種によって保険料は大きく変動するので注意して下さい。
1,000円〜2,000円程度でした。
1,500円〜3,500円程度でした。
他社に同様の特約はあるのか?
イーデザイン損保の「車両新価保険特約」と同様の特約が他社にあるのか見てみましょう。
保険会社名 | 補償内容 |
ソニー損保 | 「新車買替特約」 登録後25ヶ月以内ならセットできる |
チューリッヒ | 設定なし |
アクサダイレクト | 設定なし |
三井ダイレクト | 設定なし |
おとなの自動車保険 | 「車両新価特約」 登録後25ヶ月以内ならセットできる |
S B I 損保 | 設定なし |
比較的、同様の特約設定がある保険会社は少ないという結果でした。また、他社では新車の定義が25ヶ月以内となっているため、条件がうまく揃えば3年目まで加入できるようです。
まとめ
イーデザイン損保の「車両新価保険特約」についてみてきましたが、いかがでしたか。
他社では設定されている保険会社が少ない補償で、新車を購入直後しかセットできない内容ですが、条件が合う人にとってはありがたい補償と言えるでしょう。
ただし、車両保険が上限となるために、全く同等の車に買い替える為にはある程度の自己負担も必要になると思われます。
とはいえ、多少の自己負担で再び新車に替えられるとなると、価値のある特約と言えそうです。
ちなみにイーデザイン損保では人気の特約であり、セットできる条件の方のうち約半数の方がこの特約を選ばれています。
保険料の予算に合うのであれば、オススメの特約と言えるでしょう。
イーデザイン損保では、いつでも簡単に何度でも見積もりを試してもらえるように、個人情報を入力することなく見積もり金額が分かる仕組みとなっています。(本当に名前すら聞かれません。)ぜひ他社と納得いくまで比較検討するようにしてください。
また、何度も入力が面倒だという方のために、名前とMailアドレスのみ入力すれば見積もり内容を保存することができます。ぜひご活用ください。