通販型自動車保険を検討しようと、見積もりにチャレンジした時に、補償内容についてよく分からなかった経験はありませんか。
よくある誤解で、「人身傷害は運転手のケガを補償」「搭乗者保険は同乗者のケガの補償」と勘違いされることもあるそうです。
ここでは、イーデザイン損保の補償の中でも、違いがよく分からないと言われる「人身傷害補償保険」につて詳しく説明していきます。
簡単に説明すると、自分や同乗者のケガにかかる治療費の実費を補償してくれる保険です。
もくじ
人身傷害補償保険とは
「人身傷害補償保険」とは、人身事故の際に自分や同乗者の治療費のうち、過失割合のために「事故相手の対人賠償で補償されない部分の実費」を補償してくれるものです。もちろん、運転者だけでなく同乗者も補償の範囲に含まれます。
では、事故の際に支払われる保険の補償範囲についてイメージで見てみましょう。

そのために、自分の治療費や壊れた物の修理費用は、相手の過失分しか賠償されません。
そのために「人身傷害補償保険」は「対人・対物賠償」と共に基本的に必要な補償であると考えられています。
イーデザイン損保の「人身傷害補償保険」には2タイプが用意されている
人身傷害賠償保険は、人身事故の際に自分や同乗者の治療費を補償してくれるものでした。その人身傷害賠償保険ですが、イーデザイン損保では補償の範囲が違う2種類のタイプが用意されています。
イラストで補償範囲をみてみましょう。

イーデザイン損保のホームページから抜粋
このように「人身傷害補償保険」なら、他の車両での事故や歩行中までも補償の範囲に含まれるので安心です。
実は、契約車両以外での事故で人身傷害補償保険を使うことはあまりないのが現実です。
実際の保険料
実際の見積もり結果から、人身傷害補償保険の保険料を計算してみました。ただし、保険料は年齢や等級、お車の使い方で変動するものです。あくまでも一例とお考えください。
3-1 人身傷害補償保険
20等級、家族限定、30歳以上補償、10,000km走行距離での結果です。
保険金額 3,000 万円の保険料は、 ¥1,570- でした。
保険金額 5,000 万円の保険料では、 ¥2,040- でした。
保険料の総額が4万円弱でしたから、結構な比率であると感じましたがどうでしょう。
3-2 人身傷害補償保険(搭乗中のみ)
上記と同じ条件で見積もった結果です。
保険金額 3,000 万円の保険料は、 ¥690- でした。
保険金額 5,000 万円の保険料では、 ¥940- でした。
補償範囲を限定するだけでかなりの節約になることが実感できる結果です。
ただし補償内容は、家族構成やお車の使用状況を考慮する必要があります。ご自身で納得された上でお選びください。
実は上乗せされる特約がある
実損払いが原則である人身傷害補償保険だと説明してきましたが、イーデザイン損保の特約には、人身傷害補償保険に上乗せで保険金が支払われる特約が多数存在しています。
4-1 上乗せって何?
実損払いが原則の損害保険において、上乗せで定額払いされる補償は珍しいと言えます。イメージで見てみましょう。

4-2 搭乗者傷害保険とは
自動車事故により、契約車両に乗車中の方が死傷された場合に、死亡時には契約された保険金、ケガの場合は定額の給付金が支払われるものです。もちろん、運転者も同乗者も補償されます。
4-3 入院時諸費用特約とは
自動車事故で入院した時に、家族が駆けつける交通費や宿泊費用、普通病室から個室へアップグレードするときの実費が補償されます。
4-4 女性のお顔手術費用特約とは
保険金の支払いを受けられるのは女性限定なのですが、事故で顔や頭にケガをされたのち、その治療が原因となる傷を取るための手術を受けらたときに30万円が支払われる特約です。
4-5 育英費用特約とは
事故で扶養者が亡くなられたり、重度後遺障害を負った場合に、15歳以下の親権をもつお子様に1人につき500万円が支払われる特約です。
注意点
自動車保険とは、もしもの事故の時に経済的にあなたを守ってくれるものです。そう意味でも「対人・対物賠償」「人身傷害」「車両保険」は最低限必要な補償だと、私は思っています。
しかし、いろいろな理由からさらに保険料を節約される方は「相手への賠償のみ」を選択されることもあるでしょう。すなわち「対人・対物賠償」だけの選択ですね。
イーデザイン損保では、様々な理由から「人身傷害」を選択されない契約者のために「自損事故傷害保険」が自動付帯されます。
もしも人身傷害補償保険を選択されない方が事故に遭われても、最低限の補償が受けられる仕組みが用意されているということです。とはいえ、最低限であるため、本当に必要となる費用を全てカバーする事は難しいと思われます。
まとめ
イーデザイン損保の人身傷害補償保険について見てきましたがいかがでしたでしょうか。
実際には、ほとんどの方が人身傷害をつけられることでしょう。イーデザイン損保では契約者の実に98%の方が選ばれているそうです。
ところが、自分や同乗者のケガの費用を補償する大切な保険である割に、誤解が多い部分だとも言われています。
いざという時に困らないように、じっくりと補償内容を選ぶようにしましょう。その時の参考になれば幸いです。
大前提として、契約者一人ひとりで必要とする補償内容は違います。補償内容を選ぶ際は、ご自身のライフスタイルや家族構成・お車の使用状況を熟慮された上で慎重に行うようにして下さい。