通販型の自動車保険では、自分で補償内容を選択しなければなりません。代理店の担当者のように丸投げできるような存在がないからです。
初めて通販型へ切り替えを検討されている方の中に、ぶちネコさんと同じように考える方も少なくないでしょう。
しかし、あまり心配する必要はありません。というのも、イーデザイン損保では見積もりの際には、まずイーデザイン損保からのオススメの内容を提示し、その内容を中心に補償金額を変更したり、特約を追加できるような仕組みとなっているからです。
またイーデザイン損保が契約者にとって本当に必要な補償であると考える物については『自動付帯』とすることで補償の選び忘れをしないよう工夫がされているのです。
ところが、そのような親切設計がアダとなる事があるのです。
契約者保護を優先するあまり、時には補償の重複を引き起こしてしまい保険料を無駄に支払うようなケースが出てしまいます。
ここでは、イーデザイン損保の、見積もり時や契約時に起こりやすい「補償の重複」について解説していきます。無駄を無くしてより保険料の節約に繋がるように一緒に頑張りましょう。
もくじ
補償の重複とは
補償の重複とは、同じ損害に対する保険に複数同時に加入することです。
入院日額10,000円の医療保険に3口入れば、30,000円/日が支払われます。
残念ながらそうはならないのです。自動車保険のような損害保険では実損払いが基本となるため、損害額以上の保険金を受け取る事はできません。
考えてみれば当たり前のことです。車両保険に5口入っておくことで車の修理費の5倍も保険金を貰えるのなら、みなさん我先に事故を起こしますよね。
そのため損害保険では、実際の被害金額以上の保険金は支払われません。たとえ勘違いで2つの保険料を払っていたとしても損害額以上の保険金は貰えないのです。
気をつけるべきケースモデル
2つ以上の自動車保険に同時加入はできない事は先ほどお話ししました。
ところが、「自分の自動車保険」と「家族の自動車保険」で補償範囲が重複することがあるのです。
2-1 補償範囲とは
自動車保険で保険金が支払われるのは、契約者がその車を運転している時の事故だけではありません。(運転者限定特約をつけている時を除く)
要するに、人に保険を掛けているのではなく、車両に保険を掛けているので、このようなことになるのですね。
イラストで説明するとこんな感じです。

保険は、車両にかかっているので契約者本人だけでなく、配偶者や家族が運転している時の事故でも補償されるのです。(本人限定特約を除く)
2-2 補償の範囲はどこまで?
限定をつけていなければ、どこまでもとなります。契約車両の事故であれば、誰が運転していても補償されます。もちろん、限定をつけるとその範囲に限定されます。
イラストで見てみましょう。

2-3 ここからが本題
旦那様が「配偶者限定」にして補償を選んだとしましょう。そして、奥様の自動車保険は「配偶者限定」で契約していたならどうなるでしょうか。
イラストでみてみましょう。

具体的な事例で見てみましょう。
2-4 補償の重複が起きるのはこのパターン
自動車保険で補償が重複するために注意する条件は
家族で1台の自動車を所有している場合
- 個人賠償責任保険が、他の損害保険(火災保険など)と重複する。
家族で複数台自動車を所有している場合
- 人身傷害補償保険が重複する
- ファミリーバイク特約が重複する
- 弁護士費用等補償特約が重複する
- 個人賠償責任保険が重複する
イーデザイン損保では、個人賠償責任保険は設定がありませんので、家族の所有するお車が1台だけの時には心配する必要はありません。『補償の重複』が起こるのは、家族で複数の車を所有している場合の上記①〜③の場合ですね。
2-5 ①人身傷害補償保険の重複
人身傷害補償保険とは、事故で自分や同乗者が怪我をした際の治療費のうち、過失割合に応じて相手が補償してくれない部分を補償してくれる保険です。
こんな感じです。

人身傷害補償保険には、適用される範囲設定があります。イーデザイン損保の場合は「人身傷害補償保険」と「人身傷害補償保険(搭乗中のみ)」の2種類が用意されています。

これを見ると、(搭乗中のみ)を選ばなければ『他のお車に乗車中の事故でケガをした』時も補償されることがわかります。
イメージで見てみましょう。

そのため、奥様と旦那様の自動車保険では、どちらかに「人身傷害補償保険」もう一方は「人身傷害補償保険(搭乗中のみ)」を選べば補償の重複を避けられるのです。その際、等級の低い方の保険に(搭乗中のみ)を選ぶ方が節約効果が高くなります。
2-6 ②ファミリーバイク特約の重複
ファミリーバイク特約も自動的に家族がその補償範囲に含まれます。
家族の誰かがミニバイクに乗るのであれば、奥様か旦那様の自動車保険のどちらかに特約をつければ良いということです。
イラストで説明しましょう。

いいえ、排気量が125cc未満(または定格出力が1.0kw以下)の二輪車などです。それ以上の排気量の二輪車は対象外です。
さらに、イーデザイン損保のファミリーバイク特約で補償されるのは、事故の際の「相手方への賠償」だけです。自分の怪我やバイクの修理費用が補償されるわけではありません。
2-7 ③弁護士費用等補償特約の重複
イーデザイン損保では、全ての契約に弁護士費用等補償特約が自動付帯されています。
その通りです。もらい事故の際に大変重要な補償のため、全ての契約に自動付帯している反面、家族の自動車保険と重複してしまいます。
実際にはどうすればいい?
イーデザイン損保の見積もりの際に「人身傷害補償保険」や「ファミリーバイク特約」は自由に設定可能です。
補償内容を選択する画面で、自由に設定してみましょう。


まとめ
補償の重複について詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
自動車保険の補償について、一番ややこしいと言っても良い部分なので、皆さんの保険選びの参考にしてください。
また、イーデザイン損保では、補償内容や特約の選び方について電話やメールで相談できる仕組みがあります。ぜひ気軽に相談してみましょう。
通販型自動車保険への切り替えを検討される時には、できるだけ多くの保険会社から見積もりを取り寄せて検討されることをおすすめします。保険会社によって同じ条件でも大きく保険料に差がつくことは珍しくないからです。
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