初めて自動車保険の見直しを決められた方にとって、乗り換え時に注意するポイントがわからないことも多いと思います。
特に、ノンフリート等級の引き継ぎについてや実際の手続における注意点には不安なことも多いでしょう。
ここでは実際の自動車保険切り替え時に注意するべきポイントを、順に見ていきたいと思います。
もくじ
自動車保険の乗り換えによるメリット
1-1 保険料が安くなる
ほとんどの方は、自動車保険にかかる費用を節約することが目的で切り替えを考えられていることでしょう。
実際、代理店型から通販型へ切り替えるのであればほぼ問題なく保険料は安くなるはずです。
ただし、注意が必要なケースもあります。
通販型の自動車保険には、場合によっては「継続割引」が適用されていることがあります。
そのため、見積もりをみても保険料が安くならないケースがあります。
ところが、実際には数年で割引率が逆転することがありますので、単純に今回の見積もりだけで比較せず、数年先まで予想することも大切です。
1-2 自分にあった特約が得られる
通販型の自動車保険は、各社独自性を追求しているためにそれぞれ特徴があります。
特に特約については設定があったりなかったり、あるいは基本補償に含まれていたりと各社に違いがあるため確認が必要です。
1-3 ロードサービスを充実させることができる
最近では、自動車保険にロードサービスが自動で付くようになりました。しかし各社のサービス内容には違いがあり、予算に余裕があればより良いロードサービスを選ぶことが可能です。
乗り換えによるデメリットとは
2-1 2年目に保険料が高くなるかも
通販型自動車保険各社には「インターネット割引」が設定されています。しかし各社のその内容には差があるため、今回は各社の見積もりを比較して最も安い保険料で契約しても、2年目の更新時には「インターネット割引」の恩恵を受けられない場合があります。
2年目や3年目の更新時に保険料が上がるケースは比較的多く存在します。
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2-2 手続きが面倒
通販型自動車保険では、基本的に手続きや調べ物は自分で行わなければいけません。
手続きが面倒なのはある意味仕方がないのかもしれません。しかし、最近の通販型自動車保険のホームページでは、イラストやまんがを駆使して比較的わかりやすく説明してくれています。
契約後に補償内容の変更などが必要になれば、事故の前であればたいていの事は電話窓口で対応してもらえます。ただし、その際に追加で保険料が必要になるケースもあります。
2-3 途中解約だと等級が上がらない
契約更新時に保険を切り替えるのであれば、さほど手続きも難しくありません。ノンフリート等級も多くの場合そのまま引き継ぐことができます。
しかし、契約途中での手続きには「解約手続き」が必要になります。
解約返戻金は、短期料率で計算するのが一般的であり、日割り計算よりも少なくなります。
ノンフリート等級は、1年間無事故であれば1等級あがります。しかし途中解約の際は1年経過していないため、新しい契約でも等級は同じになります。
2-4 新しい保険会社への申告は正確に
新しい保険会社に申し込む段階で、情報は正確に申告しましょう。
事故あり係数の年数や、今年の事故件数、走行距離なども正確に申告する必要があります。
新しい保険会社は、契約後に以前の保険会社から必ず情報開示を受けます。その際に虚偽内容が発見されると、追加で保険料の支払いが求められます。
また、虚偽の内容によっては、契約が解除されるケースもあります。
まとめ
自動車保険の切り替え時の注意点やメリットについて説明してきましたが、いかかでしたか。
ポイントは5つでしたね。
- 更新手続きは難しくないけど、自己責任で。
- 契約更新はできるだけ更新時に行う方が損をしない。
- 特約や各種サービスの切り替えが可能。自分にあった保険に出会えるかも。
- 保険料は見積もり結果だけでなく、数年先まで考えて比較する方がお得。
- 新しい保険会社への申告は勘違いがないように注意する。
更新時に切り替えるなら、手続きは難しくありません。ぜひ見積もりを検討してみましょう。
ただし、いままでの保険料をカードで分割払いしていた方は、カード会社へ保険金請求の停止手続きが必要な場合があります。詳しい手続きについては、現在加入されている保険会社へお問い合わせください。